有休を使ってセブ留学した話 -アクティビティ編-

2週間の滞在期間中セブでの週末を楽しめるチャンスは一度しかありませんでした。今回の記事では2019年11月30日(土)-12月1日(日)の二日間で体験した下記アクティビティを紹介します。

ジンベエザメ鑑賞 11月30日(土)
ツマログ滝 11月30日(土)
オスメニアピーク 12月01日(日)
 

ジンベエザメ鑑賞
入学日が重なった日本人3人と週末の過ごし方を相談して、ジンベエザメ鑑賞に行くことに決めました。早朝5時に待ち合わせてサウスバスターミナルへ向かいます。

ジンベエザメは早朝に海岸近くへ餌を食べに来て、午前11時ごろには沖に戻ってしまいます。さらに、目的地のオスロブまではバスで4時間ほどかかります。今思うと朝5時出発では少し遅かったかもしれません。

ターミナルでは地元客、観光客でごった返していました。ターミナルにたむろしている得体のしれない人たちに話しかけられ、一瞬警戒するも、オスロブと一言いうと、親切にオスロブ行きのバスを案内してくれました。

車内は異様なほど冷房が効いていました。羽織るもの一枚持っていくことをお勧めします。

目的地に近づくと、バススタッフが“Whale Shark !”と呼び掛けてくれました。

到着してすぐに、手近なショップで受付を済ませました。

オプションは下記の通り3点ありましたが、スキューバダイビングで鑑賞することに決めました。最も間近でジンベエザメを観察できることが決め手になりました。値段は1800ペソ(訳4600円)と一番高かったです。

船の上から鑑賞
シュノーケリング
キューバダイビング
浜辺で待たされること30分、前の観光客の案内を終えたインストラクターたちが待機場所に戻って来るや否や、もうサメが沖合に戻ってしまうから早く準備しろとせかされます。

急いでウェットスーツを着用し、酸素ボンベを背負い、5キロほどの重りを腰に巻き付けると途端に緊張してきました。息の仕方、いろいろな合図の意味など簡単な講習を受けましたが、繰り返し注意を受けたのは決してパニックならないことです。パニックになりやすい場面とその対処法を事前に教えてもらいました。主な内容としては下記のとおりです。

 

鼻から呼吸をしようとして、ゴーグル内に水がはいってきてしまう。

⇒ 水中で少し上を向けばゴーグルの上辺に水が移動するので視界が開ける。

吸い込む酸素量が少なくて呼吸が浅くなってしまう。

⇒ 酸素を吸うときは深く吸う (ただし浮力も増します。)

酸素吸入口(マウスピース)が口からはずれてしまう。

⇒ 外れても慌てず、落ち着いて口に戻して、ホースに入っている水を抜くため勢いよく息を吐く(息を吐くと水が抜ける仕様になっています)。

 

海岸沿いで足ひれを装着して、ダイビングが始まりました。海中に潜るとすぐにパニックに近い状態になりました。口も鼻もふさがれているため、急激に不安になったのです。時間がたつにつれて呼吸のコツをつかみ始め、海中の景色を楽しもうとした矢先、今度は耳が痛くなってきました。すぐに耳抜きを実施したところ、痛みは一時的には収まりましたがここでも若干焦りました。

徐々に海中に慣れていくと、少しずづ周りの景色を楽しめる心の余裕が出てきました。サンゴ礁に住まう小さな魚たちやコバンザメを従えて泳ぐウミガメなどを観察することができました。そして、突如としてそれは目の前に現れました!体長5メートルはあろうかというほど巨大なジンベエザメが悠然と姿を現し、目の前を通過していきました。

こんなに間近で見れるとは思っていなかったので、大興奮でした。スキューバダイビングも含め、とても良い経験になりました。

ツマログ滝
ジンベエザメ鑑賞を終えると、浜辺のレストランで昼食をとりました。そこで次なる目的地を相談し、ツマログ滝へ行くことに決めました。ジンベエザメ鑑賞場所から車で15分ぐらいの距離にあります。

バスの停留所付近でたむろしている男性たちに相談すると、ワゴン車で連れて行ってくれました(往復200ペソ/1人 約520円)。目的地付近でバイクに乗り換えてツマログ滝へ到着。入場料はなぜか無料でした。ツマログ滝は、迫力のある滝というよりは、流れ落ちる水量が少ない神秘的な滝でした。

オスメニアピーク
ツマログからジンベエザメスポットへ戻ると、日本人グループを離れ、一人で宿泊先を探しました。彼らは翌日セブシティへ戻って市内を観光する予定でしたが、私はどうしてもオスメニアピークという山へ上りたかったのです。オスメニアピークとはセブ島で最も高い山です。最も高いと言っても1015mしかありません。さらに観光客向けに整備が進められており、登山口から頂上までは20分しかかかりません。

登りごたえのない山ではありますが、「海外で登山をする」というあこがれが強く、セブ滞在中に絶対に経験しておきたいアクティビティでした。

宿泊先を全くあてがないまま探し始めた私は、土地鑑に長けている地元のバイクタクシードライバーを頼りにしました。バイクタクシーの若者に安いホテルを探しているから紹介してほしいというとすぐに案内してもらえました。ホテルの主人に値段を尋ねると、「お前の言い値でいい」と言われたので800ペソ払いました。

部屋には屋根と鍵付きのドアはありましたが窓がありませんでした。夜中蚊に刺され、痒くて仕方ありませんでした。蚊はいろいろな病気を媒介するので、窓のあるホテルに泊まることをお勧めします。

翌朝、バイクタクシーでダラゲテという町まで連れて行ってもらい(700ペソ)、さらにそこから馬力のありそうなバイクで登山口まで連れて行ってもらいました(往復300ペソ)。

登山口でノートに記入を済ませ、いよいよ登山開始。そしてあっという間に頂上に到着しました。少し物足りなさを感じながらも、ホテルから一人で頂上までたどり着くことができたため、達成感がありました。